ふたつ違い

 

 

 

「ふたつ違い」

投稿します。

 

 

 

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小さな酒場の 片隅で

ひとりでダイスを ふっていた

なぜだか気になる 横顔に

ふと声かけた 私なの

年は二十四 ふたつ下

恋人いるのと 尋ねたら

いるにはいたんだ 昨日まで

無理やり浮かべた 苦笑い

 

 

それからふたりは なるように

なったまでです なんとなく

冷たいベッドも   暖かく

ふたりは激しく   燃えました

あなたの女に なるんだと

自分勝手に きめました

あなたの好みも 癖までも

ようやく覚えた 昨日 今日

 

 

ひたすらあなたに 尽くすのが

生きがいでした 夢でした

汗の滲んだ ワイシャツも

洗えば愛しさ こみあげる

けれどあなたの 靴音は

次第に遠く なりました

これが運命(さだめ)ね 年上の

わずか三月の もろい日々

 

 

過ぎた幸せ 思いつつ

ひとりダイスを ふっている

これが運命(さだめ)ね 年上の

わずか三月の もろい日々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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