夜雨の哀歌

 

 

 

「夜雨の哀歌」

投稿します。

 

 

 

 

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軒の下には   紫陽花が
雨に打たれて   咲いている
あいつ今頃   何してる

 

訳も告げずに   出て行った
俺はあれから   ひとりきり
酒が朝から   離せない

 

ああ   呑んだくれ   甲斐性なしの   呑んだくれ
ふざけた話だ   笑っておくれ
夜に降る雨   切ないね
男泣きする   夜雨の哀歌

 

 

 

 

 

窓に張り付く   雫玉
指で弾けば   流れてく
あいつ誰かと   居るのやら

 

便りないまま   もう三月(みつき)
俺はこうして   ひとりきり
酒に溺れる   意気地なし

 

ああ   呑んだくれ   どうにもならぬ   呑んだくれ
ふざけた話だ   呆れておくれ
夜に降る雨   沁みてくる
男泣きする   夜雨の哀歌

 

 

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