「わたしの恋づくし」
投稿します。
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十五ではじめて 恋を知り
男の胸に 抱かれたの
夢中で毎晩 追いかけて
飽きられ嫌われ 泣きをみた
ああ 泣きをみた
二十歳(はたち)の頃には 悪びれず
既婚者相手に のめり込む
いけない事だと わかっても
大人の情事に 溺れてた
ああ 溺れてた
二十五そろそろ 結婚を
夢みてその気に なっていた
好みのタイプの あの人は
極楽トンボの ろくでなし
ああ ろくでなし
三十路で色々 気付いても
遅いね馬鹿だね お粗末ね
ふざけたつもりは ないけれど
まともな恋など ありゃしない
ああ ありゃしない
四十路を迎えた 寒い夜
ぬくもり探して 街に出る
いい歳とっても なおらない
中途半端な 恋づくし
ああ 恋づくし