しんしん夜ん中

 

 

 

「しんしん夜ん中」

投稿します。

 

 

 

 

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窓の満月   眺めては
ひとり手酌で   酒を飲む
思い出すのは   二年前
何も言わずに   出て行った
あいつ   あいつ   何処にいるのやら
俺は今でも   待っている
ああ   しんしん夜ん中

 

 

 

いつか侘しさ   癖になり
ひとり溜め息   ついてみる
煙草ふかせば   煙まで
ゼロの輪っかで   消えちまう
あいつ   あいつ   未練ばかりだが
俺を忘れて   しまったか
ああ   しんしん夜ん中

 

 

 

少し寒さが   沁みてくる
ひとり枕を   抱いて寝る
二度と戻って   来ないのか
痩せた肩先   気にかかる
あいつ   あいつ   誰かいるのやら
俺に愛想が   つきたのか
ああ   しんしん夜ん中

 

 

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