「濡れ慕情」
投稿します。
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ひと夜の秘め事 募らせて
あなたの匂いに 咽び泣く
名前も知らずの 刹那床
恨みおぼえる 生業を
ああ 女郎花(おみなえし) 抱かれて 悶えて 尽き果てた
余韻が残る この身体 持て余す
あの日を追っても 嗚呼・・・
逢うにも逢えない 濡れ慕情
ひと夜の恋でも 激しさが
あなたの面影 離れない
燃えても朝には 散っていく
因果切ない 生業か
ああ 女郎花 縺れて 絡んで 蕩け合い
余韻が今も 波立てる やるせなさ
どうにもならずに 嗚呼・・・
逢うにも逢えない 濡れ慕情