「止まり木酒場」
投稿します。
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夜のはじまり 教えるように
壁の時計が 十九時告げる
外の看板 灯りをつけて
ルージュなおして 鏡に笑う
ああ 止まり木酒場
八つしかない スタンド椅子に
寂しがり屋が 肩寄せ座る
愚痴や悩みは 忘れましょうね
せめて飲んでる この時くらい
ああ 止まり木酒場
そして有線 演歌が流れ
昔々が 沁みてもくるわ
馴染みばかりの 顔さえゆるむ
夜が更けゆく 終電間近
ああ 止まり木酒場