「哀愁酒場」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・
縞の暖簾が 風に揺れ
俺はふらりと 露地酒場
銚子一本 熱燗で
ひとりしみじみ 手酌酒
ふっと溜め息 ひとつ吐く
低く流れる 有線の
古い演歌が 身に沁みる
あいつどうして いるのやら
捨ててきたこと 悔やんでる
あんな温もり 探せない
褪せたポスター 見つめては
心細さに 眼が濡れる
流れ流れの 半端もん
少し酔ったか 濁り酒
やけにふるさと 懐かしむ