「真夜中の別れ」
投稿します。
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忘れてくれと あなたは言った
二年余り 暮らした日々が
すべてをゼロに 姿を変えた
ああ 別れの訳も 告げないままで
扉のノブを 回して行くの
縋ることも 追うことも
出来ずにひとり 泣きじゃくる
時計の針は 真夜中一時
一輪挿しの 真紅の薔薇も
萎れて枯れて 惨めさ誘う
唇震え 背中が寒い
ああ 別れの訳も 知らないままで
想い出ばかり 手繰ってみるの
縋ることも 追うことも
許されないの 辛すぎる
眠れぬままの 真夜中三時