ただひとり

 

 

 

「ただひとり」

 

 

 

思い出ばかりが  散らかった

六畳一間の  この部屋を

明日は出て行く  つもりです

振り向かないわ  もう二度と

あなたの匂いも  消えていく

さよならしたら  ひとりきり

泣いたりせずに  暮らします

あゝただひとり

 

 

 

幸せ続きは  しないのね

心に冷たい  隙間風

ひとりで耐えると  決めました

振り向かないわ  まっすぐに

あなたのすべてを  忘れるわ

これからわたし  ひとりきり

涙は捨てて  暮らします

あゝただひとり

 

 

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