「ふたりの暮らし」
投稿します。
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野暮な男と 云われても
そんな男が 好きなのよ
ほんの小さな やさしさと
下手な世渡り それも良し
同じ布団に くるまって
肌を寄せあい 抱(いだ)きあう
ああ 古いアパート ふたりして
金もなければ 欲もない
情の深さが 取り柄なの
誰もわからぬ ぬくもりが
沁みてくるのね ひしひしと
薄い布団に くるまって
同じ夢みて 抱きあう
ああ 安いアパート 狭くても