或る女

 

 

 

「或る女」

投稿します。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

暗い眼をして   飲んでいた

声をかけるも   憚(はばか)られ

なぜか気になる   そのひとが

 

 

 

ふっと溜め息   ついていた

ひとり思いに   耽(ふけ)るよう

グイとバーボン   一気飲み

 

 

 

細いタバコに   火をつけた

煙り追っても   消えていく

孤独こぼれる   カウンター

 

 

 

褪せた唇   噛んでいた

何があったか   知らないが

やがて時刻は   二十四時

 

 

 

薄い背中が   泣いていた   

酔って逃げたい   時もある

そっとみている   俺がいる

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です