哀愁酒場

 

 

 

「哀愁酒場」

投稿します。

 

 

 

 

 

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縞の暖簾が  風に揺れ

俺はふらりと  露地酒場

銚子一本  熱燗で

ひとりしみじみ  手酌酒

ふっと溜め息  ひとつ吐く

 

 

 

 

 

低く流れる  有線の

古い演歌が  身に沁みる

あいつどうして  いるのやら

捨ててきたこと  悔やんでる

あんな温もり  探せない

 

 

 

 

 

褪せたポスター  見つめては

心細さに  眼が濡れる

流れ流れの  半端もん

少し酔ったか  濁り酒

やけにふるさと  懐かしむ

 

 

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