「夜の哀歌」
投稿します。
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ひとり酒だね 侘しいね
なんで昔を 思いだす
惚れたあいつは もう居ない
他の誰かと 懇(ねんごろ)に
あゝ外は冷たい 雨が降る
味気ないのさ この部屋は
とんと温もり 消えたまま
何処であいつは 眠るのか
横の添い寝に 妬けてくる
あゝ曇り硝子に ばかと書く
ひとり今夜も 夜ん中
薄い布団で 膝を抱く
夢であいつに 逢いたいね
心未練で 男泣き
あゝ忘れられない 情けねえ