男の侘しさ

 

 

 

「男の侘しさ」

投稿します。

 

 

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六畳一間の  しけた部屋
机に肘たて   溜め息を
無性に寂しさ  沁みてくるのさ
酒でもくらって  酔いに頼るか
なんとも侘しい  絵面(えずら)だな

 

 

窓にはしとしと  雨が降る
心の塒(ねぐら)は  どこにある
ぬくもり欲しいと  ポツリつぶやく
酒しか縋れぬ  半端もんだが
どうにもこうにも  情けねえ

 

 

ラジオを捻れば  流行り歌
泣かすとばかりに  耳をうつ
昔の想い出   手繰る女々しさ
酒ならひと瓶  カラにしていた
そろそろ眠るか  膝抱いて

 

 

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