湿気ったブルース

 

 

「湿気ったブルース」

投稿します。

 

 

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雨がいつしか   雪にかわれば

凍てる心に   指もかじかむ

温み探せば   酒になるのか

ひとり手酌は   侘しいもんだ

湿気ったブルース

 

 

 

思い出すのさ   白いうなじを

(べに)もつけない   素顔愛しい

あいつ今頃   誰と居るのか

俺に黙って  この部屋捨てた

湿気ったブルース

 

 

 

夜の長さに   ついた溜め息

柱時計は   午前二時指す

寝つけないから   枕抱くのか

いつか寝返り  癖にもなった

湿気ったブルース

 

 

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