「置き屋の軒先、雨が降る」
投稿します。
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身体は誰かに 抱かれていても
心の中身は 空っぽなのね
抱いて抱いて 離さないでと
爪を立てても 吐息吐いても
それは寝床の 浮いた戯れ言
ああ 愛とは無縁の 生業に
疲れた横顔 鏡に映す さみしいねー
置き屋の軒先、雨が降る
毎晩誰かに 素肌を晒し
恥じらう術さえ 忘れたみたい
抱いて抱いて もっと激しく
髪を乱して 耳を噛んでも
しょせん朝には 終わる寸劇
ああ 愛とは無縁の 生業を
恨んで泣いてた ネンネは昔 せつないねー
置き屋の軒先、雨が降る