ふたりっきり

 

 

 

「ふたりっきり」

投稿します。

 

 

 

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窓には雨が   音もなく
あたりは夜に   包まれる
あんたとあたしは   向きあって
お酒ついだり   つがれたり
ああ   ふたりっきり   酔って候   それも良し
ひとつ聴かせて   都々逸(どどいつ)を
あんたの声にも   酔いたいの

 

 

 

柱の時計   零時過ぎ
無精な髭も   気にかかる
あんたとあたしは   寄り添って
肌を弄り   弄られ
ああ   ふたりっきり   抱いて候   上機嫌
浴衣はだけて   色っぽく
あんたのすべてに   溺れたい

 

 

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