「侘しい男」
投稿します。
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安いアパート 四畳半
壁のポスター 色褪せて
裸電球 隙間風
あゝ ひとりぼっちが 骨身にしみる
瓶を抱えて ラッパ飲み
酔って候 夜ん中
柱時計も 動かない
ネジを巻くのも 億劫(おっくう)で
ふっと溜め息 ひとつ吐く
あゝ ひとりぼっちに 慣れすぎたのか
男 涙の やるせなさ
泣いて候 夜ん中
路面電車が 見える窓
だけど向こうは 闇ばかり
俺に幸せ くるのやら
あゝ ひとりぼっちは 心も寒い
煙草ふかして 苦笑い
愚痴て候 夜ん中