Author Archives: gen

ねぇ抱いて

 

 

 

「ねぇ抱いて」

 

 

 

どんなにあなたを  愛しても

わかってくれない  もどかしさ

この胸あなたで  いっぱいに

好きだを百回  それ以上

言葉に出しても  足りないわ

ねぇ抱いて  思い切り

あなたの色に  染めかえて

 

 

 

いつでもあなたは  涼しげに

鼻歌なんかを  口ずさむ

愛ってことには  あまりにも

鈍感すぎるわ  酷すぎる

思いが伝わず  焦るほど

ねぇ抱いて  躊躇(ためら)わず

あなたの匂い  まみらせて

 

 

ああ、好きすぎて

 

 

「ああ、好きすぎて」

 

 

 

一から十まで  百までも

わたしの心は  恋の色

あなたでいっぱい  わかってね

好きすぎて  好きすぎて

苦しくなるほど  ああ、好きすぎて

笑わないでね  真剣よ

愛ってものを  知りました

 

 

 

上から下まで  身体ごと

わたしの気持ちは  恋になる

あなたの匂いを  求めるの

好きすぎて  好きすぎて

切なくなるほど  ああ、好きすぎて

何も他には  望まない

愛ってことに  酔いしれる

 

 

ただひとり

 

 

 

「ただひとり」

 

 

 

思い出ばかりが  散らかった

六畳一間の  この部屋を

明日は出て行く  つもりです

振り向かないわ  もう二度と

あなたの匂いも  消えていく

さよならしたら  ひとりきり

泣いたりせずに  暮らします

あゝただひとり

 

 

 

幸せ続きは  しないのね

心に冷たい  隙間風

ひとりで耐えると  決めました

振り向かないわ  まっすぐに

あなたのすべてを  忘れるわ

これからわたし  ひとりきり

涙は捨てて  暮らします

あゝただひとり

 

 

忘れよう

 

 

「忘れよう」

 

 

 

あなたに似ている  人をみた

ときめく心を  持て余す

別れて二年も  経つのにさ

今更未練は  情けない

* あゝこんな日は  お酒を飲んで  忘れよう

酔って  とにかく忘れよう *

 

 

名前もなんにも  知らないが

なぜだか気になり  落ち着かず

別れて二年は  もう昔

今更未練は  おかしいわ

あゝこんな日は  思い出なんか  忘れよう

酔って  騒いで忘れよう

 

 

*~*  繰り返し

 

 

もどかしいブルース

 

 

「もどかしいブルース」

 

 

 

 

あなたに抱かれて  みたいのに

あなたはちっとも  気づかない

この胸思いが  溢れそう

ああ  つらいわ  切ないわ

夜空に向かって  名前呼ぶ

こたえてください  わかったと

男の証を  みせつけて

 

 

 

 

いつでも心は  あなた色

一から十まで  千までも

この胸愛しさ  込み上げる

ああ  苦しい  もどかしい

夜空の星にも  願いかけ

愛してください  思い切り

男の強さを  感じたい

 

 

ほんと辛いわ・・・

 

 

「ほんと辛いわ・・・」

 

 

 

恋し  恋し  あのひとが恋し  長い夜

今夜も眠れず  朝を待つ

恋し  恋し  あのひとが恋し  堪らなく

寝返りばかりを  繰り返す

だけど  叶わぬ  恋なのね

奥さんいた じゃ  無理だもの

あゝ辛い  ほんと辛いわ・・・

 

 

 

逢って  逢って  あのひとに逢って  抱かれたい

枕に唇  押しつける

逢って  逢って  あのひとに逢って  胸の中

いけない妄想  駄目だわね

所詮  愛には  ほど遠い

家庭を壊せば  罪作り

あゝ辛い  ほんと辛いわ・・・

 

 

俺の、毎日

 

 

「俺の、毎日」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

酒のカラ瓶  転がる部屋は

俺のお城さ  六畳一間

朝も早よから  寝巻きのままで

瓶を抱えて  ゴクゴクやるよ

あゝだらしないのが  肌身について

ちゃんとしなきゃと  苦笑いする

 

 

 

誰に遠慮も  いらないけれど

少し寂しい  夜更けは辛い

惰性惰性の  根性なしで

ご飯粒より  こちらを選ぶ

あゝ日がな一日  なんにもせずに

あくびしたなら  溜め息を吐く

 

 

酔いの気分

 

 

「酔いの気分」

 

 

 

 

夕暮れ時から  雨模様

硝子を濡らして  音もなく

雨戸を閉めたら  暗くなる

酒でも飲もうか  ねぇあんた

ああ  酔いたいな

 

 

 

 ぬる燗酒して  流行り歌

小節を震わせ  流れてる

ラジオと一緒に  歌おうか

最高すぎるわ  ねぇあんた

ああ  酔ってきた

 

 

 

盃何杯  傾ける

徳利の本数  増えてきて

心はすっかり  上機嫌

いつしか酩酊  ねぇあんた

ああ  酔っ払い

 

 

あゝ愛しくてブルース

 

 

「あゝ愛しくてブルース」

投稿します。

 

 

 

 

 

何もいらない  愛さえあれば

だから捨てないで  あなたに縋る

そうよ心は  ボロボロなのよ

愛しすぎて  愛しすぎて

息をするのも  苦しいわ

あゝ愛しくてブルース

 

 

 

何をしてても  信じているの

だから捨てないで  あなたの虜

そうよ思いは  日ごとに募る

愛しすぎて  愛しすぎて

夜ごと眠れず  切ないの

あゝ愛しくてブルース

 

 

ねぇ、わかってくださいね

 

 

「ねぇ、わかってくださいね」

投稿します。

 

 

 

 

 

今夜もひとり寝  寂しくて

枕を抱きしめ  涙する

逢いたくて  たまらなく  逢いたくて

夢であなたに  逢いにいく

あなたを  あなたを

愛しています  身体ごと

ねぇ、わかってくださいね

 

 

 

寝返りばかりの  繰り返し

枕がしっとり  濡れていく

恋しくて  たまらなく  恋しくて

夢でばかりは  もの足りず

あなたに  あなたに

恋しています  身体中

ねぇ、わかってくださいね