作詞

男と女の長い夜

 

 

「男と女の長い夜」

投稿します。

 

 

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男は黙って  酒を飲み

女はほつれ毛  指に巻く

真冬の小樽は  寒いから

暖炉の焚き火で  温もりを

あゝ惰性という文字  絡ませる

男と女の長い夜

 

 

 

男は三十路の  後半か

女は唇  噛みしめる

どうにも切ない  絵面だと

おんなじ思いで  溜め息を

あゝ色気もお互い  消えたまま

男と女の長い夜

 

 

 

男は昔を  懐かしみ

女は明日に  首を振る

窓には粉雪  しんしんと

音さえ立てずに  降り続く

あゝ心の凍てつき  なんとする

男と女の長い夜

 

 

作詞

女ってことを

 

 

「女ってことを」

投稿します。

 

 

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渋い横顔  焼けた肌

ずっと見てても  飽きないわ

抱いて欲しいと  思うけど

口に出せない  もどかしさ

あゝあんたが好きで  堪らない

あたしの身体  火照りだす

だから、だから  あたしが

女ってことを  忘れないでね

 

 

 

酒は一升  カラにして

煙草旨そに  ふかしてる

そっと背中に  (もた)れたら

よせと笑って  (かわ)すひと

あゝあんたの匂い  その仕草

あたしの心  酔わせるの

だって、だって  あたしが

女ってことを  忘れないでね

 

 

作詞

ふたりで乾杯

 

 

「ふたりで乾杯」

投稿します。

 

 

 

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真昼のシャンパン  いいものね

街角バールの  テラス席

そよ風やさしく  頬なでる

まずは  出逢いに  乾杯

そして  ときめき  乾杯

なんて幸せなんでしょう

あなたの匂いに  包まれて

ふたりで乾杯

 

 

 

喉もとシャンパン  酔わせるわ

お洒落なバールの  心地よさ

流れるボサノバ  弾んでる

愛を  感じて  乾杯

目と目  絡めて  乾杯

すごく幸せ漂うの

あなたのすべてが  好きだから

ふたりで乾杯

 

 

~ 繰り返し

 

 

作詞

ずっーと、ずっーと

 

 

「ずっーと、ずっーと」

投稿します。

 

 

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ねぇ  お散歩しましょう

いいねー

ねぇ  ワインを飲みたい

いいねー

いつでもあなたは  優しくて

なんでも「いいねー」って  応えるわ

そんなあなたに   夢中です

ずっーと、ずっーと

i’m falling in love with you 

 

 

 

ねぇ  ダンスをしましょう

いいねー

ねぇ  ワインに酔ったわ

いいねー

とびきりあなたは  男前

決まって「いいねー」って  笑ってる

そんなあなたの  (とりこ)です

ずーっと、ずーっと

i’m falling in love with you

 

 

 

i’m falling in love with you   →  あなたに恋してるの

 

 

作詞

粋だねー

 

 

「粋だねー」

投稿します。

 

 

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噂話は  ごめんだと

サラリ交わして  酒を飲む

見てて惚れ惚れ  する男

ふっと浮かんだ  この言葉

あゝ粋だねー

 

 

 

お世辞なんかは  口にせず

下手に卑屈に  なりもせず

水も滴る  いい男

「ヨッ」と掛け声  浴びせたい

あゝ粋だねー

 

 

 

 

愚痴もこぼさず  見栄もなく

威風堂々  似合いすぎ

煙草旨そに  吸う男

ひとつひとつが   サマになる

あゝ粋だねー

 

 

作詞

愛して候

 

 

「愛して候」

投稿します。

 

 

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      愛してる

あなたの匂いに  酔いしれて

わたしは女の  顔になる

日焼けに顎ひげ  渋い声

一から十まで  タイプなの

もう、もう  狂いそう  メロッメロよ

根こそぎ  一途に  愛して候

馬鹿なやつだと  笑わないでね

 

 

 

      愛してる

あなたのカラーに  染まりたい

わたしはひたすら  欲しがるの

離しはしないと  抱きしめて

上から下まで  独り占め

もう、もう  身体ごと  デレッデレよ

とことん  真っ直ぐ  愛して候

変なやつだと  白けないでね

 

 

作詞

片恋慕ブルース

 

 

「片恋慕ブルース」

投稿します。

 

 

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秋の夕暮れ  もの悲し

煙草ふかして  何思う

惚れた女の  匂い追や

馬鹿な男と  笑われる

あゝ愛しているんだ  片恋慕

襟足  ほつれ毛  細い指

叶わぬこの恋  もどかしい

どうにもこうにも  切ないね

 

 

 

窓の硝子を  カタカタと

叩く夜風が  恨めしい

惚れた女を  口説きたい

だけど見込みは  望めない

あゝ愛しているんだ  片恋慕

薄紅  くちびる  華奢な肩

抱いてもみたいは  遠い夢

にっちもさっちも  虚しいね

 

 

作詞

悔しがっても

 

 

「悔しがっても」

投稿します。

 

 

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あなたのいない  この部屋は

すっかり温み  消えたまま

移り気したと  告げられて

なんにも言えず  見送った

酷いひと  狡いひと  冷たい仕打ち

悔しがっても  未練なの

悔しがっても  意気地なし

あなたを  あなたを  愛しているの

 

 

 

 枕を抱けば  込み上がる

煙草の匂い  懐かしむ

今頃誰と  何してる

嫉妬で涙  こぼれそう

悪いひと  憎いひと  薄情すぎる

悔しがっても  未練なの

悔しがっても  情けない

あなたを  あなたを  欲しがる夜更け

 

 

作詞

雨の赤坂夜ん中

 

 

「雨の赤坂夜ん中」

投稿します。

 

 

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雨がしょぼ降る  一ツ木通り

傘もささずに  あてなく歩く

昨日別れた  あいつはいない

ひとりぼっちの  寂しさ沁みる

あゝ溜め息吐くのさ 

チェッ  情けねえぜ

雨の赤坂  雨の赤坂夜ん中

 

 

 

雨の滴は  涙のようだ

帰りたくない  抜け殻部屋に

思いばかりで  あいつが匂う

心がわりは  ひどいじゃないか

あゝ諦めきれない 

チェッ  らしくねえぜ

雨の赤坂  雨の赤坂夜ん中

 

 

作詞

馬鹿なわたしは

 

 

「馬鹿なわたしは」

投稿します。

 

 

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顔も見ないで  出ていくあなた

たった一言  さよなら残し

酷い仕打ちと  恨んでみても

憎むどころか  思いは募る

好きよ  好き好き  あなたが好きよ

頬を涙が  切なく濡らす

ああ  馬鹿なわたしは  意気地なし

心がわりを  受け止められない

 

 

 

うしろ姿に  縋れはしない

すべて消えるの  儚いものね

愛の尊さ  信じていても

ひとりぼっちに  侘しさ沁みる

好きよ  好き好き  今でも好きよ

褪せた唇  噛んでは耐える

ああ  馬鹿なわたしは  哀れです

心がわりに  諦め探すの