作詞

こんな自分がイヤになる

 

 

「こんな自分がイヤになる」

投稿します。

 

 

 

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男に捨てられ   落ち込んで

涙が似合いの   女です

どうにもこうにも   辛くって

お酒に縋れば   二日酔い

ああ   情けない   こんな自分がイヤになる

 

 

男に抱かれりゃ   すぐ燃えて

懲りずにのぼせる   女です

一から十まで   構っては

うるさいヤツだと   嫌われる

ああ   見苦しい   こんな自分がイヤになる

 

 

男がいなけりゃ   淋しくて

ひとり寝できない   女です

にっちもさっちも   恋しがり

鏡に向かって   (べに)をひく

ああ   浅ましい   こんな自分がイヤになる

 

 

作詞

馬鹿という字を身体に背負(しょ)って

 

 

「馬鹿という字を身体に背負って」

投稿します。

 

 

 

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泣いて   泣いて   泣いて   泣き濡れて

馬鹿という字を身体に背負って

 

嘘と知りつつ   男に抱かれ

ポイと捨てられ   お払い箱に

唇が   指先が   忘れられずに

乳房揉む   ああ   あなた・・・

何度苦い目   あったでしょうか

懲りない女です   あたしは

肌にあなたの   残り香が

 

 

 

嘘と知りつつ   男に尽くし

やがて飽きられ   お払い箱に

厚い胸   低い声   忘れられずに

爪を噛む   ああ   あなた・・・

悪い男に   惹かれてしまう

懲りない女です   どうにも

ひとり飲んでる   暗い部屋

 

泣いて   泣いて   泣いて   泣き濡れて

馬鹿という字を身体に背負って

 

 

作詞

あなたに嫌われたくなくて

 

 

「あなたに嫌われたくなくて」

投稿します。

 

 

 

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あなたに嫌われたくなくて  

みんなあげたの   心のすべて

そして   女の操も

ああ   馬鹿なわたし   笑っちゃう

飽きられて   背かれて   棄てられたのにね

あなたなしでは   何もできない

ひとりお酒を   飲み干すの

惨めな女

 

 

 

あなたに嫌われたくなくて  

みんなあげたの  思いのすべて

そして   女の操も

ああ   駄目なわたし   呆れちゃう

泣かされて   無視されて   逃げられたのにね

あなたなしでは   息も絶え絶え

ひとり今夜も   寝返りを

哀れな女

 

 

作詞

新潟・ひとり酒

 

 

「新潟・ひとり酒」

投稿します。

 

 

 

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雪の新潟   ひとり酒

紺の暖簾の   居酒屋で

未練ひきずり   飲んでいる

あゝ別れて半年   過ぎたのに

いまだにあいつを   思い出す

女々しいぞ     女々しいぞ

新潟   万代(ばんだい)   雪が降る

 

 

 

夜の新潟   ひとり酒

演歌流れる   居酒屋で

未練肴に   飲んでいる

あゝあれから侘しさ   飼いならし

いまでは涙と   同居だね

女々しいぞ     女々しいぞ

新潟   古町   夜ん中

 

 

作詞

深い夜に

 

 

「深い夜に」

投稿します。

 

 

 

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Ah   シャワーのあと   首すじを   拭き取りながら

俺を誘う   その目に弱い   そそられて

Ah   吐息をつき   しなやかに   ペリエを飲んで

夜に溶ける   おまえに狂う   魅せられて

Cute  Lady   それとも   Tough  Lady

どっちも兼ねた   女なんだね

男は誰もが   イチコロさ

見えない鎖に   繋がれて

 

 

 

Ah   窓には雨   降りしきる   時計は零時

愛を零し   くちびる濡らす   紅い薔薇

Ah   ガウンを脱ぎ   妖しげに   素肌をさらし

夜を超えて   どこへと溶ける   のめり込む

Cute  Lady   それとも   Tough  Lady

身体と心   女すぎるね

男のプライド   ズタズタさ

見えない鎖に   縛られて

 

 

作詞

もう一度だけ

 

 

「もう一度だけ」

投稿します。

 

 

 

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あなたはバーボン  ロックで飲むわ

言葉を探して  いるのでしょうか

聴きたくないのよ  別れの気配

ひと月前から  感じていたの

あゝ甘い囁き  遠い過去のこと

わたしは飽きられたみたいね

もう一度  もう一度だけ  抱いて

あなたの温もり  最後にするから

 

 

 

綺麗な街の灯()  窓から見てる

溜め息ひとつが  転がる夜更け

流れるボサノバ  別れに似合う

泣いたりしないわ  乱れを堪え

あゝあんな優しさ  嘘に掏()りかわる

わたしは飽きられたみたいね

もう一度  もう一度だけ  抱いて

想い出すべてを  忘れてみせるわ

 

 

作詞

未練だねぇ

 

 

「未練だねぇ」

投稿します。

 

 

 

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あんな女は  ごめんだと

ひとり手酌で  酒を飲む

古い居酒屋  二十二時

少し酔ったか  虚しさが

胸に沁みるぜ  情けねえ

うなじ    細い肩

思い出してる  あいつの匂い

チェッ  未練だねぇ

 

 

 

暖簾濡らして  雨が降る

傘がないから  帰れない

客は誰もが  席を立ち

急ぎ足して  向かう駅

俺は徳利を  追加する

煙草  溜め息  ろくでなし

振られたんだな  あいつに俺は

チェッ  未練だねぇ

 

 

作詞

男のエレジー

 

 

「男のエレジー」

投稿します。

 

 

 

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ひとり今夜も  コップ酒

肴なんかは  なくていい

しけた六畳  一間だよ

古い演歌が  ラジオから

低く流れる  夜ん中

 

 

 

窓の外には  細い雨

少し温みが  欲しくなる

歳をとったか  この俺も

吐いた溜息  寂しいね

無精髭撫で  苦笑う

 

 

 

煙草ふかして  何思う

頼りなさげな  薄煙り

少し酩酊  したようだ

さてと寝るかな  枕抱き

せめていい夢  みせとくれ

 

 

作詞

こんな、夜には

 

 

「こんな、夜には」

投稿します。

 

 

 

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夜が静かに   おりてきた

部屋のあかりを   つけてみる

誰もいないわ   この部屋に

あの日あなたは   出て行った

そう   別れの淋しさ   ひしひしと

この胸締めつけ   痛くなる

こんな、夜には   お酒を涙で   薄めて飲むの

想い出相手に   グラスを傾(かし)

 

 

 

雨がいつしか   窓濡らす

それをぼんやり   眺めてる

誰もいないわ   ひとりきり

私あなたに   飽きられた

もう   二度とは戻って   来ないのね

逢えない逢いたい   身を責める

こんな、夜には   お酒に辛さを   浮かべて飲むの

酔ったら少しは   眠れるかしら

 

 

作詞

日曜日の午後のひととき

 

 

「日曜日の午後のひととき」

投稿します。

 

 

 

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木綿のTシャツ  ザックリと

喉もと鳴らして  ミルク飲む

そんなあなた  可愛い!

愛なのね  あなたを見ていて  感じるの

ねえ  ラジオはボサノバ  流れてる

ちょっと戯(おど)けて  踊りましょうか

日曜日の午後のひととき

 

 

 

寝癖の髪の毛  手で押さえ

「チェッ」と唇  とがらせる

そんなあなた  可愛い!

愛なのね  あなたとこうして  いるだけで

ねえ  差し込む陽射しが  まぶしいわ

ふっと口づけ  ふたり交わすの

日曜日の午後のひととき