「女のエレジー」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひとりぼっちよ 誰もいないわ
２階アパート 小さなお部屋
裸電球 襖すすけて
いやになるほど 空しくなるの
エレジー エレジー 女のエレジー
テレビつけても 見る気しないし
窓のカーテン 引いてる私
花瓶一輪 花さえなくて
やけに今夜は 淋しさ募る
エレジー エレジー 女のエレジー
化粧落として 吐いた溜め息
枕抱き寄せ 布団に潜る
夢でいいから 恋のお話
みたいもんだわ 煌めくような
エレジー エレジー 女のエレジー
「ひとり・酒場にて」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・
暗い酒場の カウンター
ひとりバーボン 傾ける
あの日別れた あのひとは
俺のことなど 忘れたか
あゝ低く流れる古いジャズ
やけに今夜は 胸に沁む
酔ってみたいと ふと思う
氷グラスに 溶けていく
思い出すのは あのひとの
頬の涙と 細い指
あゝ戻ることない関係と
噛んだ唇 寒すぎて
午前１時を まわったか
これで帰ると 席を立つ
会って詫びたい あのひとに
捨てた薄情 悔やんでる
あゝ誰が待ってるわけじゃなし
ドアの鍵開け 溜め息を
「ミ・レ・ン」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また 飲みすぎたみたい 頭が痛い
もう なおらないみたい 反省なしね
男に振られた あの日から
お酒に逃げてる 意気地なし
忘れられない 引きずる ミ・レ・ン
鬱いだ(ふさいだ)毎日 いつまで続けるの
鏡に映った この顔情けない
そう 肩肘をついて 溜め息ひとつ
ああ いいかげんイヤに なってもくるわ
男に捨てられ 泣くばかり
お酒が友達 やるせない
忘れられない 引きずる ミ・レ・ン
歩いていけない ひとりは辛すぎる
化粧もしないで くちびる褪せたまま
「あなたの腕の中で」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたと出逢い あなたを愛し
幸せ感じ バラ色の日々ね
好き 好き 何度も口にして
好き 好き 心が熱くなる
少し踊りましょうか スローなワルツを
イチ・ニッ・サン ニイ・ニッ・サン
あなたの腕の中で 抱かれて揺れて
いつでも一緒 いつでもふたり
幸せすぎて 頬つたう涙
好き 好き 飽きずに口にして
好き 好き こんなに熱くなる
甘い果実酒飲んで ほろ酔いワルツを
イチ・ニッ・サン ニイ・ニッ・サン
あなたの腕の中で 抱かれて燃えて
「女の戯れ言」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
女に生まれて きたからは
女の幸せ 掴みたい
無理な事かと 猫に聞きゃ
知った事かと そっぽ向く
ああ 女のむなしい 戯れ言
恋もしたわね 甘えたわ
だけどどれもが 夢の夢
みる目ないのか 男ども
こんなベッピン あたしだけ
ああ 女の笑えぬ 戯れ言
酒があたしの 救いだわ
どうぞ慰め くださいな
ひとり今夜も 手酌酒
何処にあるのか 悦びは
ああ 女のしがない 戯れ言
「なんて幸せなんだろう」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
恋かしら 胸がときめく
恋かしら 早く逢いたい
ドキドキ
桜咲いてる 遊歩道
誰もみんなが 楽しそう
春の陽だまり 浴びながら
そっと絡めた 指と指
わたし なんて幸せなんだろう
好き あなたが 好き！
恋なのね 笑みがこぼれる
恋なのね ずっと一緒に
ワクワク
「愛の悲しみ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
想い出なんかを かき集めても
どれもが壊れた 玩具(おもちゃ)と同じ
もとには戻らぬ 悲しいものね
わたしのいいひと 今では何処に
探してみたって 無駄だと思う
愛って 掴んだつもりでも
掴めていなかった
残り香探して かき集めても
虚しさ侘しさ 散らかるだけね
あの日に戻れぬ 儚いものか
わたしのいいひと 今では他人
縋ってみたって つれないでしょう
愛って わかったつもりでも
わかっていなかった
「三日続きの雨」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肌と肌とを 合わせていても
気持ち何処かへ 飛んでるふたり
枕詞も 虚しく響く あなたの部屋
肌を離せば 溜め息ひとつ
煙草咥える 唇薄く
この雨止むまで 恋人同士
三日続きの雨 恋愛まがいの いい気なものね
声を枯らして 縺れてみても
何故か白々 さめてるふたり
愛のかけらも 見つからないわ あなたの部屋
白いうなじに 滴(したた)る汗を
指でなぞれば 背中が寒い
この雨止んだら 出て行くつもり
三日続きの雨 男と女に 終止符打つの
「あたしも人並み女です」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
恋をしたって 続かない
愛して尽くして 捨てられて
いつものパターンの 繰り返し
細い雨降る 夜更けには
寂しさばかりに 襲われる
あたしも人並み女です
誰か教えて 恋手引き
指輪のひとつも 欲しいから
温もり探して いるだけよ
お酒飲んでも 辛過ぎて
虚しい糸が 絡みつく
あたしに幸せくるのやら
ひとりぼっちが 似合うのか
愛して飽きられ 爪を噛む
それでも懲りずの お馬鹿さん
こんな雨降る 夜更けには
寒さに震えて 泣きじゃくる
あたしも人並み女です
「予感通りね」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
約束の時間 とっくに過ぎてる
あなたは来ない 連絡もないわ
ひとり飲むシャンパン やたらと冷えてる
あなたは来ない すっぽかし・・・された
アア 狡い人ね このまま別れるつもり
アア 悪い人ね 女を泣かせるなんて
そろそろこうなるって
予感してたの 予感通りね
酒場(みせ)に流れる 暗いブルース
痛み 癒してちょうだい
待ちわびていても 終わりを教える
あなたに私 飽きられたかしら
煙草燻らしたら 煙も逃げてく
あなたに私 捨てられた・・・みたい
ホーム