作詞

あゝ魅せられて

 

 

「あゝ魅せられて」

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色恋なんぞは  ごめんだと

あなたは煙草を  ふかしてる

それでもそこそこ  モテるのは

ニヒルな横顔  そのせいね

ほんと  溜め息でるほど  あゝいい男

 

 

 

軒下濡れてる  紫陽花(あじさい)

やさしい目をして  眺めてる

余計なことなど  口にせず

寡黙が絵になる  香り立つ

わたし  溜め息でるほど  あゝ魅せられて

 

 

 

グラスに冷酒を  そそいでは

喉もと旨そに  流し込む

悩みや辛さを  抱えても

微塵も臆せず  生きている   

そうね  溜め息でるほど  あゝ惚れている

 

 

作詞

惚れすぎ

 

 

「惚れすぎ」

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惚れていいやら   駄目なやら

誰かいいひと   居るのやら

俺は一目で   惚れちまい

寝てもさめても   恋しがる

あゝ一途だ

 

 

 

北へ南へ   西

どこへ行こうが   追っていく

俺に明日を   あずければ

うんと幸せ   あげるから

あゝ任せな

 

 

 

雨が降ったら   傘になり

風が吹いたら   この胸に

俺がいつでも   守るから

すべてあずけろ   体ごと

あゝそうしろ

 

 

 

薄くはにかむ   その仕草

心射()ぬかれ   メロメロに

俺と人生   歩こうぜ

ふたり手をとり   愛ん中

あゝ惚れすぎ

 

 

作詞

べらんめぇ

 

 

「べらんめぇ」

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惚れているのに   こんなにも

だけどあんたは   ツレナイね

たまに甘えて   みたくって

指を絡めりゃ   すぐ離す

そしていつもの   口癖は

あっち行っとけ   「べらんめぇ」

ちょっと寂しい   秋の宵

 

 

 

惚れた弱みで   仕方ない

そうねあんたは   靡(なび)かない

女ですもの   構ってと

背なに凭れりゃ   すぐ躱(かわ)

照れているのか   いやなのか

睨みながらの  「べらんめぇ」

だけどやさしさ   見え隠れ

 

 

作詞

はっきりして欲しい

 

 

「はっきりして欲しい」

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愛の重さを  (はかり)にかける

そんなあなたに  戸惑うばかり

私か  あの人  愛はどちらに動くのでしょう

悲しくなるわ  悲しくなるわ

あなたの頼りなさ  あなたの不甲斐なさ・・・

そんな男を  好きになってる  私とあの人

さあ  はっきりして欲しい

 

 

 

愛の深さを  長さで計る

そんなあなたに  苛立つ夜更け

私か  あの人  愛を得るのはふたりにひとり

虚しくなるわ  虚しくなるわ

あなたの女々しさが  あなたの臆病が・・・

そんな男を  好きになってる  私とあの人

さあ  はっきりして欲しい

 

 

作詞

本牧ミッドナイト

 

 

本牧ミッドナイト」

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あんなオンナが   いいのかい

趣味が悪いね   お気の毒

肌の露出を   自慢げに

オトコ漁って   踊ってる

ヤダ   ヤダ   ヤダね

あたしにしな   尽くすから

あんたに惚れた   みたいだね

ああ   横浜   本牧ミッドナイト

 

 

 

一夜限りの   遊びでも

きっと舌打ち   するはずさ

浮名流して   夜に咲く

オトコ漁りの   あのオンナ

ヤダ   ヤダ   ヤダね

あたしにしな   尽くすから

これでも情(じょう)   あるつもり

ああ   横浜   本牧ミッドナイト

 

 

作詞

あ・の・ひ・と

 

 

「あ・の・ひ・と」

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あ・の・ひ・と   嘘つき   無精ひげ

あ・の・ひ・と   酒場で   口説き虫

あ・の・ひ・と   治らぬ   女癖

でも好き   そんな男と   知りながら

抱かれたい   そんな男の   太い手に

火傷(やけど)するから   危険だと

手に取るように   わかっても

あたし   傾いて

 

 

 

 

あ・の・ひ・と   スカして   酒を飲む

あ・の・ひ・と   とまり木   浮気虫

あ・の・ひ・と   どうにも   男前

ああ好き   仕草ひとつも   絵になって

抱かれたい   仕草ひとつに   見惚れてる

駄目ね深入り   しちゃ駄目と

心に杭(くい)   打ったって

あたし   もう遅い

 

 

作詞

二年経(た)つのに

 

 

「二年経つのに」

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やけに沁みるぜ   今夜の酒は

絡みつくよに   ひりひりと

あいつ今頃   どこの空

俺を残して   なぜ消えた

誰かいるのか   いいひとが

逢いたいな   二年経つのに   思い出す

 

 

 

惚れた気持ちは   かわらない

ひとり手酌も   慣れたけど

サシで飲みたい   酔いたいぜ

俺に愛想が   尽きたのか

何も告げずに   行ったきり

逢いたいな   二年経つのに   未練だね

 

 

 

部屋に帰って   みたとこで

待っているのは   暗い闇

あいつ幸せ   掴んだか

俺を忘れて   しまったか

誰と添い寝を   するのやら

逢いたいな   二年経つのに   恋しがる

 

 

作詞

悲しい大人のお話

 

 

「悲しい大人のお話」

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もうこれで  終わるのね  二年の暮らし

最後の煙草に  火をつけさせてね

あなたは  なんにも言わずに  コートの襟立てる

この部屋出たなら  知らない同士に

        愛していたのは  私だけだったみたい

        あなたの胸には  別のひとが住んでたの

        悲しい大人のお話・・・

        淋しさ濡らして  雨が降る  窓辺に

 

 

 

 

        愛されないのに  気づかずにごめんなさい

        あなたの温もり  別のひとの為にある

        悲しい大人のお話・・・

        淋しさ濡らして  雨が降る  窓辺に

 

 

作詞

さあどうするか

 

 

「さあどうするか」

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あっちふらふら   定まらず

夜の東京   ひとり酔い

渋谷   新宿   池袋

ネオン背にして   .粋がれば

野良の猫さえ   ニャーと鳴く

ああ   故郷(くに)に帰ろか   帰れない

何もすること   ありゃしねえ

お先真っ暗   さあどうするか

 

 

 

誰もかれもが   俺のこと

馬鹿な男と   うしろ指

巣鴨   日暮里   秋葉原

仕事どうにも   続かずに

ヒモの明け暮れ   ろくでなし

ああ   故郷を出てから   二十年

待っている人   いやしねえ

お先真っ暗   さあどうするか

 

 

作詞

錦糸町の女

 

 

「錦糸町の女」

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そんな目をして  見ないでね

泣いているのは  勝手でしょ

惚れた男に  捨てられて

生きる望みも  ないわたし

酒場盛り場  錦糸町

馬鹿が似合いの  女です

ああ  なんて淋しいの

 

 

 

少し温もり  欲しくなる

胸に吹き込む  すきま

恋をするたび  捨てられて

惨め絵にした  このわたし

酒場盛り場  錦糸町

夜が似合いの  女です

ああ   なんて侘しいの