作詞

チクショウと

 

 

「チクショウと」

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窓を濡らして   雨が降る

俺はひとりで   酒を飲む

酔って忘れる   そのはずが

よけい寂しさ   まといつく

あいつ   あいつ

別れ切りだし   出て行った

チクショウと   男泣きする   部屋ん中

 

 

 

窓の曇りを   指で拭きゃ

心までもが   寒くなる

ひとり布団に   くるまって

未練じくじく   抱き寄せる

あいつ   あいつ

誰といるのか   ()けてくる

チクショウと   男泣きする   夜ん中

 

 

作詞

好きと嫌いが行ったり来たり

 

 

「好きと嫌いが行ったり来たり」

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抱かれたいのと   思うのに

別れたいのと   また思う

女の中の   心の隅の   (わだかま)

ああ   好きと嫌いが行ったり来たり

わからなくなる   夕暮れよ

ああ   ひとりお酒を飲んでるなんて

酔って淋しさ   薄めたい

 

 

 

思い出すのは   いいことと

辛いこととが   交差する

女の中の   心に残る   (しこ)りなの

ああ   好きと嫌いが行ったり来たり

わからなくなる   なぜかしら

ああ   あなた私を愛していない

吐いた溜め息   重すぎて

 

 

作詞

あゝ昭和の男

 

 

「あゝ昭和の男」

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ひとり暮らしに  慣れすぎて

何をするのも  億劫に

欲ももたなきゃ   見栄もない

ラジオひねれば   流行り歌

耳を傾け   酒を飲む

あゝ昭和の男

 

 

 

雁字搦(がんじがら)めの   生活は

俺にゃ到底   できないよ

勝手気ままに   生きている

誰に遠慮が  いるもんか

だけど優しさ   忘れずに

あゝ昭和の男

 

 

 

金は天下の   まわりもの

いつか俺にも   届くやら

馬鹿なことだと   苦笑い

俺は俺だと   ひとりごと

キセル煙草を  ふかすのさ

あゝ昭和の男

 

 

 

人が恋しい   夜もある

そんな時には   膝抱いて

薄い布団に  包まるか

うつらうつらと  夢心地

これで結構   幸せさ

あゝ昭和の男

 

 

作詞

あんたの虜(とりこ)

 

 

「あんたの虜

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歳はとっても   まだまだ子供

ヤンチャばかりの   あんただよ

足の向くまま   気の向くままに

自由気ままに   生きている

 

 

 

そんな男が   どうにも好きで

顔も声まで   タイプだね

差しつ差されつ   猪口(ちょこ)酌み交わし

あたし幸せ   感じてる

 

 

 

煙草咥えて   煙りを追うよ

仕草ひとつも   あどけない

無理に背伸びは   しなくていいわ

大人ぶっても   似合わない

 

 

 

 眠くなったら   眠ればいいさ

どうぞおいでよ   膝枕

見れば見るほど   ときめき覚え

そっと唇   つまんでみるの

 

 

作詞

また涙が

 

 

「また涙が」

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頬に流れる  この涙

いつになったら  枯れるのか

あなた あなたが恋しい  捨てられたって

あなた あなたの仕打ちを  受けとめられず

募る想いと恨む想いが  優柔不断の繰り返し

夜の長さに  いじめられ

また涙が

 

 

 

好きとつぶやき  首を振る

だけど縋れは  しないのね

あなた  あなたが愛しい  嫌われたって

あなた  あなたの裏切り  信じる怖さ

深い気持ちと揺れる気持ちが   乱れて震えてうずくまる

夜の長さに  耐えきれず

また涙が

 

 

作詞

俺ひとりさ

 

 

「俺ひとりさ」

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ひとり場末の  安酒場

薄い水割り  舐めている

低く流れる   流行り歌

やけに沁みるぜ  泣けてくる

外はいつしか  細い雨

 

 

 

煙草ふかして  溜め息を

逃げたあいつを  思い出す

二年過ぎたよ  何処にいる 

誰といるやら  俺捨てて

壁の時計は  二十四時

 

 

 

さてと終電   遅れるな

傘も差さずに  駆けるのさ

部屋に戻れば  闇だけが

俺を待ってる  侘しいね

まくら抱き寄せ  眠ろうか

 

 

作詞

夜更けて麻布

 

 

「夜更けて麻布」

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あなたが声を  掛けてきた

渋めの顔が  タイプだわ

夜更けて麻布  地下の酒場(みせ)

抑えたライト  妖しげね

 

 

バーボンロック  飲んでいる

私はミント  カクテルを

夜更けて麻布  外は雨

しっぽり時は  過ぎていく

 

 

煙草を咥え  煙り追う

ふとした仕草  絵になるわ

夜更けて麻布    カウンター

流れるジャズに  酔いしれて

 

 

どうする此処を  出ようかと

誘われ私  うなづいた

夜更けて麻布  密になる

男と女  はじまるわ

 

 

作詞

惚れているのはあたしだけ

 

 

「惚れているのはあたしだけ

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ひとり悶々  身を焦す

叶うことない  恋なのか

惚れているのはあたしだけ

いくら甘えて  みたとこで

あんた構って  くれないの

 

 

 

そうね感心  ないみたい

まるでおざなり  やさしさも

惚れているのはあたしだけ

尽くすつもりが  いやがられ

あんた冷たい  目を向ける

 

 

 

馬鹿な女と  笑われて

悄気(しょげ)るどころか  なお縋る

惚れているのはあたしだけ

どうか許して  しつこさを

あんた一途な  この思い

 

 

作詞

恋になるかしら

 

 

「恋になるかしら」

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会った途端に  ときめき覚え

私あなたに  目まいがしそう

サーチライトが  クルクル廻り

派手なロックが  流れて跳ねる

Ah  グラス片手に  煙草を蒸す

そんなあなたに  釘付けなのよ

何かキッカケ  探しているの

この先  お洒落な  恋になるかしら

 

 

 

会った途端に  虜になって

胸の鼓動が  落ち着かないの

午前0時の  フロアは熱く

夜はこれから  騒めく酒場

Ah  飲んでいるのは  バーボンみたい

映画みたいな  小粋な仕草

声をかけたい  焦っているの

このまま  小粋な  恋になるかしら

 

 

作詞

ひとりのワルツ

 

 

「ひとりのワルツ」

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こんな夜更けに  女がひとり

雨の雫を  数えているの

誰も居ないわ  あなたは居ない

心がわりで  この部屋あとに

あゝ淋しくて  あゝ切なくて

愛が  すべてが  遠くなる

聴こえてくるのは  ひとりのワルツ

 

 

 

眠れないのよ  冷たいベッド

だからお酒で  眠気を呼ぶの

温もり消した  あなたが憎い

心がわりで  涙を流す

あゝ侘しくて  あゝ虚しくて

夢も  あしたも  探せない

聴こえてくるのは  ひとりのワルツ